ミヤマヒゴタイ

キク科 トウヒレン属

 
2007.9.13 山梨県北岳   2005.8.27 山梨県北岳


〜徒然想〜

タカネヒゴタイと区別できないとの見解もあるようですが、素人目には出逢う場所や背の高さから違う種であるように思えます。
八ヶ岳では、タカネヒゴタイは尾根に咲き、ミヤマヒゴタイは尾根に出る前の登山道脇に咲いているもの、と思いこんでいます。
「高山に咲く花」(山と渓谷社、2002年初版)には、タカネヒゴタイよりも大きく、高さ10〜60センチ、頭花は2〜7個、亜高山〜高山帯の林縁、開けた草地、礫地に生えるとあります。納得します。

以上は、本種を初めて掲載した2006年に記載したコメントです。
当時より、本種はタカネヒゴタイと区別できないとの見解がありましたが、「日本の野生植物」
(平凡社)では改訂新版(2017年発行)においてもその見解が引き継がれているようで、ミヤマヒゴタイの名は掲載されていません。
本HPでは、タカネヒゴタイと区別できないとの見解に同意しながらも、北岳や八ヶ岳の中腹には草丈の高い個体が見られ、これらをミヤマヒゴタイとして残すことにしました。

−同じ科の植物−

 2005.8.27 山梨県北岳    2005.8.8 長野県八ヶ岳
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