ミヤマハタザオ

アブラナ科 ヤマハタザオ属 
   APG分類では、シロイヌナズナ属

 
2006.6.3 長野県八ヶ岳   2006.5.27 長野県八ヶ岳


山地〜高山の明るい岩礫地などに生える多年草で、高さは5〜40センチ。茎は基部から上部まで枝を分ける。根出葉はロゼット状に付き、倒披針形で頭大羽状に裂け、短い柄がある。茎葉は細く線形で、下部の葉はわずかに鋸歯があるが、上部の葉は全縁で、基部は茎を抱かない。単純毛と2分毛がある。
花は短い総状花序となり、花弁は4個、倒卵形で白色〜淡紅色、長さ3〜6.5ミリ。果実(長角果)は線形で無毛、長さ1.5〜4センチ。花期は5〜8月。北海道、本州、四国に分布する。

〜徒然想〜

八ヶ岳の山麓付近ではよく出逢えます。横岳からの下山道北沢での出逢いでは、沢沿いの岩場に残る土の上にしっかりと根付いていました。
撮影していると5、6人の女性パーティーの一人から名を尋ねられました。
ミヤマハタザオだと思います!。すると、ほらね!と、同行者に結果報告です。
たぶん、道々花の名の話題があったのでしょう。これで何人かの方には、この花を覚えて頂きました。
山地から高山の砂礫地や岩場に生え、よく分枝して茎が細く、ひ弱に見える花です。花は小さく4弁、白色で、ロゼット状の根生葉と線形の茎葉をもちます。

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