ミヤマハコベ |
ナデシコ科 ハコベ属 |
山地のやや湿った草地などに生える多年草で、高さは10〜40センチ。茎は叢生し、斜上又は下部は地を這う。葉は対生し、卵形〜心円形、先は鋭頭〜鈍頭、基部と葉柄に長い毛がある。葉柄があり長さ1.5センチほど。 花は上部葉腋から花柄を出し、直径1〜1.5センチほどの白色の花を単生する。花弁は5個で先は2深裂し、10個に見える。雄しべは10個、葯は黄白色。花柱は3個。花期は5〜7月。北海道西南部〜九州に分布する。 〜徒然想〜 春に山散歩していると、林道脇や谷沿いの登山道でふつうに見られます。 白く大きめの花なので、すぐにこれと気付きますが、実はこの仲間はなかなか難しいのです。葉の形や花の大きさ、生息地などで区別します。 よく似ているのがヤマハコベです。ヤマハコベは葉に柄がありませんが、ミヤマハコベには長めの柄があります。 ヤマハコベは近畿以西に分布し見られるのは稀ですが、ミヤマハコベはほぼ日本全土に分布しふつうに見られます。 ただ、広島で撮った画像では、上方の葉に柄がないものも見られました。 −同じ科の植物− |
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2006.5.3 東京都奥多摩 |
2006.5.21 東京都奥多摩 |
2009.5.2 東京都奥多摩 | 2019.5.2 広島県 |
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