ミソガワソウ

シソ科 イヌハッカ属

 
2003.8.23 長野県八ヶ岳   2006.9.9 山梨県北岳


亜高山の明るい沢筋、草地、斜面などに生える多年草で、高さは50〜100センチ。茎は直立又は斜上し、太くて四稜があり、曲がった毛がある。葉は対生し、広卵形〜広披針形、先は鋭尖頭、鈍い鋸歯があり、両面毛がある。
花は茎の上部の葉腋に輪散花序となり、紫色〜青紫色の唇形花で、長さ2.5〜3センチ、下唇は3裂し、中央裂片には紫色の斑点がある。花期は7〜8月。北海道〜四国に分布する。

〜徒然想〜


八ヶ岳の硫黄岳へは、桜平から入るのが近いです。その沢沿いにはこの花が多く、トリカブトとその青紫色を競い合います。高さは50センチ〜1メートル、八ヶ岳では1メートルを超えるものが多いです。
亜高山帯の草地や沢沿いに生える多年草で、各地の山での出逢いは多いです。
北岳や白馬岳の沢筋では、群生する姿が当たり前のように見られます。
北海道で見られるものは、葉幅が広く、エゾミソガワソウと呼ばれることもありますが、分類上は分けられていません。

−同じ科の植物−

 2006.9.9 山梨県北岳   2003.8.23 長野県八ヶ岳  
 
 2018.7.12 北海道   2018.7.12 北海道  
2006.9.9 山梨県北岳
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