山地や亜高山帯の林床などに生える多年草で、高さは10〜25センチ。茎は枝分かれせず、直立する。葉は2枚で互生し、卵心形で、先は尖り、基部は深い心形。
花は頂生し、総状花序となって20個ほどの白色の花を付ける。花被片は4個、楕円形で長さ2ミリほど、平開して先は反り返る。雄しべは4個。果実(液果)は球状で、直径5〜7ミリ、赤色に熟す。花期は5〜7月。北海道〜九州に分布する。
〜徒然想〜
友人に池の平高原に誘われ、最初に見たのがこの花です。その後、花に興味を持ったのですから、想いのある花になっています。
だからこそ、HPを開設にあたり、美しい姿でアップしたかった。それが、最初の訪れから4年経ち、再び訪れた池の平で撮った写真でアップできるのは、なんとも感動的で、うれしい。
高山への登り口で、しばしばこの花で敷き詰められた林床が見られます。葉はハート型で毛がありません。開花前の瑞々しい葉を見ているだけでも、気持ちが涼やかになります。
花は白色で10個前後かたまって付けます。花被片、雄しべとも4個です。花後は紅い実を付けますが、花の全てが結実することはないようです。
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