コンロンソウ

アブラナ科 タネツケバナ属

 
2005.5.5 東京都高尾山   2005.4.30 東京都高尾山


山地の水湿地などに生える多年草で、高さは30〜70センチ。茎は直立して上部で少し分枝する。葉は奇数羽状複葉で、小葉は5〜7枚で、長楕円状披針形、先は尖り、粗い鋸歯があり、両面に毛がある。葉には長い葉柄がある。
花は茎の先に総状花序に付き、花弁は白色で直径7〜10ミリ。花期は4〜7月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

やや湿り気のある山林で出逢えます。2弁ずつ向き合うように開く4弁の花は、アブラナ科の特徴をよく表しています。背丈は7、80センチにもなり大きめ、葉は細長く縁には鋭い鋸歯を持ちます。
コンロンソウの名を持つものとして
マルバコンロンソウミツバコンロンソウがありますが、いずれも背丈はずっと低く、花が開くときマルバコンロンソウは10センチほど、ミツバコンロンソウは6、7センチぐらいです。
似た花に
ヒロハコンロンソウがあります。花はそっくりですが、葉の形が違います。本種の方が細長く、鋸歯は鋭く、先が尖ります。

−同じ科の植物−

   2005.5.5 東京都高尾山  
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