キツネノカミソリ |
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 |
山野の開けた場所や林縁などに生える多年草で、高さは30〜50センチ。葉は帯状で、早春に展開し夏までに枯れる。 花は葉が枯れる頃花茎を伸ばし、先端に散形状に3〜5花を付ける。花被片は6枚で黄赤色、反り返らず斜め横を向いて咲く。雄しべは花被片と同長で飛び出さない。葯は淡黄色。花期は8〜9月。本州〜九州に分布する。 〜徒然想〜 この花には苦い想いがあります。植物園で撮った画像を載せていたのですが、近くに咲いていたノカンゾウもキツネノカミソリと思い、並べて掲載していたのです。 花撮影を始めた初期の頃とはいえ、よく確認もせず収載してしまったことが恥ずかしいです。 ノカンゾウに似ていますが、キツネをイメージできる細長い花を持っていて、黄色は少し赤みが強いようです。 有毒植物です。まだ花の出ていない若芽は、食べられる山菜と間違わないよう、ご注意です。 群馬県では、暗い森に群生がみられました。イメージは彼岸花です。あまり好きでないヒガンバナと同じ仲間と知っていましたが、群生すると同じ仲間であることが分かります。 やはりこの花も、好きでない花になってしまいそうです。 −同じ科の植物− |
|
2009.8.22 東京都高尾山 |
2009.8.22 東京都高尾山 |
2017 8.26 群馬県 | 2017 8.26 群馬県 |
もっとこの花を見る → |