西アジア〜ヨーロッパ原産で栽培品が全国各地に逸出している。水辺に生える多年草で、高さは60〜100センチ。葉は線形で、幅2〜3センチ、中脈が明瞭。
花は茎頂に付き、花被片は鮮黄色で、外花披片は広卵形で垂れ、基部に褐色の条線があり、内花被片は小さくて直立する。花柱裂片の縁に歯牙がある。花期は5〜6月。
〜徒然想〜
園芸種であったものが、野生化しています。鮮やかともいえる黄色で、遠くからでもよく目立ちます。
ある日、植物園を散策中、突然の雨で東屋に避難しました。雨あがりを待つ間、ボーっと雨に当たるキショウブを見つめていました。ここで一句といきたいところだが、残念ながら浮かびませんでした。
多摩川河川敷でも鮮やかな黄色が見られました。周りは草で覆われ、小さな流れがあります。すっかりそこに溶け込んでいました。
植物園で撮ったものは、さすがにはばかれ、多摩川河川敷に逸出しているものに差替えました。
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