キンラン

ラン科 キンラン属

山地や丘陵の林下などに生える多年草で、高さは30〜70センチ。葉は互生し、長楕円状披針形で厚く、基部は茎を抱く。
茎頂に鮮黄色の花を3〜12個ほど付ける。花は直径1センチほどで平開しない。唇弁に黄褐色の隆起線がある。花期は4〜6月。本州〜九州に分布する。

〜徒然想〜

キンランの自生種に逢うのは難しいだろう。近くの野草園でさえも、2本あった株が、翌週には1本になっていた。美しいものの定めとはいえ悲しいことだと思う。
5月の撮影予定地で出逢えることを願う。(本HPの開設当時に書いた文章です。)

それから5年余り、いくつかの場所で自生の本種に出逢う幸運に恵まれています。
島根では車で案内して頂いた道端に本種にが見られました。島根の素朴さを想いました。

愛知では林内に点々と生えていました。木陰に静かに生えるキンラン〜やはりキンランはこういう姿がいいです。リュックを下ろし、じっくりと向かい合うことにしました。

−同じ科の植物−
2008.5.11 島根県
 2016.5.18 東京都高尾山   2011.5.14 愛知県 
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