キチジョウソウ

ユリ科 キチジョウソウ属

林下に生える多年草で、葉は根生して束生し、線形、長さ10〜30センチ。
長さ10センチほどの日花茎の先に淡紅紫色の花が穂状に付く。液果は球形で赤く熟す。花期は9〜10月。関東以西、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

新聞で野川公園にキチジョウソウが咲いたとの記事が載り、次の休日に飛んで行きました。しかし、多くはほぼ花を終えていました。でも、長い葉をかき分け探していると、ようやくまだ色づく花を見つけ、実も見つけることができました。これはラッキー。良いことがあるかも・・・。
吉祥草の名は、これを植えている家に吉事があると花が咲くとの伝説から。手入れもあまり必要ないようなので、吉を呼ぶために植えられてはいかがでしょう。(2005年)

北九州で、自生のキチジョウソウを見る機会がありました。トラックなどが行き交う国道脇の林下に、見覚えのある葉が沢山見られました。しかし、花を付けているものは少なく、ほとんどが実になっていました。(2009年)

高尾山では、偶然に水辺で見ることができました。もう一度、吉があるよう祈ります。
野川公園の画像と一部置き換えました。(2016年)

−同じ科の植物−
2016.10.4 東京都高尾山
2016.10.4 東京都高尾山 2016.10.4 東京都高尾山
2016.10.4 東京都高尾山 2005.12.3 東京都野川自然観察園
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