イブキトラノオ

タデ科 イブキトラノオ属


2003.7.27 長野県車山


初期の頃から好きになっている花である。すくっと、穂を伸ばして風に揺れる様は、高原に来たことを実感させる。二つ並んだ穂が、風に揺られて離れたり、寄り添ったり。思わず、寄り添ったショットを撮ってしまった。
北岳ではかなり高地でもみられ、風陰にできた草原では、多くの株が風に揺れていた。苦しい急坂を登り切ってようやくたどり着いただけに、何とも清々しいイブキトラノオでした。

根茎の生薬名は拳参(けんじん)という。解毒、消腫、収斂薬として下痢止に用いる。鎮咳、抗菌、抗腫瘍などの薬理報告もある。

ふつう亜高山帯の草地に生えるが、低山帯から高山帯と幅広いようだ。高さ1.2メートルほどになる長い花茎の先に円筒形の花序を1つだけつける。花穂は長さ6センチ前後で、花は白〜淡紅紫色。花被は5深裂する。

2005.8.27 北岳
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