山地のやや湿り気のある草地、林縁などに生える多年草で、高さは1〜2メートル。葉は互生し、羽状に3〜7深裂し、先端は尖り、裂片は披針形で、縁に細かい鋸歯がある。
頭花は散房状に多数付き、直径2センチほど、舌状花は黄色で5〜7枚。総苞は筒形で長さ5〜6ミリ。花期は7〜9月。北海道〜本州中部地方以北に分布する。
〜徒然想〜
それなりの格好をして写真を撮っていると、花の名を聞かれることが多いです。
北岳でもそうでした。道々、ずっと姿がみられていたので気になったのでしょう。中年のご夫婦に、この花の名を聞かれました。答えられてホッとしました。
登山道に限らず、高原の道路脇などにも頻繁に見られます。秋口近くなると背丈が2メートルにもなり、大きな葉を垂らします。
漢字で書くと“反魂草”、魂を呼び起こす花だとか。垂れた葉が手招きしているように見えるからとか。
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