ベニバナイチゴ

バラ科 キイチゴ属

亜高山〜高山帯の湿った地を好む落葉低木で、高さは1.5メートルほどになる。枝にトゲはなく、軟毛が生える。
葉は互生し、3出複葉、菱形状卵形で、先端は尖り、縁には欠刻状の鋸歯がある。
花は濃紅色で、花弁は長さ2センチほど、平開しない。花期は6〜7月。実は赤く熟す。北海道西南部、本州中部地方以北の日本海側に分布する。

〜徒然想〜

図鑑を見ていると見たくなる花が出てきます。この花もその一つで、こんなに赤い花があるのかと想いを馳せます。
最初の出逢いは栂池で、足下が雪解け水で濡れ、人が行き交う傾斜道でした。若い緑の中にぶら下がる赤い花に感激しながらも、立ち止まると邪魔になります〜慌ただしく撮りました。

山形では傾斜面に群生していました。背景には大きな山の峰があります。
なんとかこの雰囲気を撮りたいと模索しますが、あまりにも花が小さく隠れるので、いい撮影ポイントは見つかりませんでした。
今にして思えば、花がはっきりと写っていなくてもよかったかもしれません。

−同じ科の植物−

2008.7.26 山形県月山
2005.7.22 栂池自然園
2005.7.22 栂池自然園 2005.7.22 栂池自然園
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