花茎が15〜30センチほどになる常緑の多年草。根生する葉は無毛で厚みがあり、披針形、羽状に浅裂し、微鋸歯が疎らにある。
散房状に多数の頭状花序をつける。頭花は黄色で、10個ほどの舌状花をつけ、直径1センチほど。
マレーシア系の植物だが、沖縄県では本島北部、西表島で自生地が知られるが、個体数は非常に少ない。
九州南部〜沖縄県に分布する。
〜徒然想〜
“この花も稀少種ですよ!” 芝生地に何気なく咲いていたので、何気なく撮っていたら、背から声が掛かりました。
するとげんきんなもので、とたんにリキが入ります。10センチほどの背丈のニガナが、点々と咲いています。
根生葉の形など、特徴を見つけ出そうとしましたが、気付いた点はありませんでした。せめて、何気なくでも撮ろうとしたことが進歩かな、と自分を慰めます。
葉を撮り直しました。2015年。
当初より疑念を持っていた本種ですが、本来は渓流の岩上などに生える植物です。時として道端の法面などに逸出することもあるようです。芝生地にも逃げ出すことがあるのだろうか?
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