ヤマトグサ

ヤマトグサ科 ヤマトグサ属



山地の林下に生える多年草で、高さ15〜30センチ。葉は対生し、卵形又は狭卵形、まばらに短毛があり、全縁。
雌雄同株で、花は茎の上部にある葉状苞に対生する。雄花には花弁はなく、淡緑色の雄しべが20〜25個あって垂れ下がる。雌花は緑色で非常に小さく、基部に1個の小苞がある。花期は4〜5月。
ヤマトグサ科は1属4種あり、ヤマトグサは日本に特産する。



〜徒然想〜

佐渡の山の中ではよく見られました。新緑の中でもヤマトグサの緑は良く映えます。
葉腋より垂れ下がるヒゲが面白く、はじめは何だろうと思いました。花弁がなく、雄しべがむきだし状態で垂れ下がる。カラマツソウと同じです。
日本人が初めて学名を付けた記念の植物でヤマト(日本)の名が付けられたとか。ジャポニカ(japonicum)の名前が光ります。名付けたのは著名なM博士。
そういえぱ、ハキダメギクの名を付けたのもM博士と聞く。方やヤマト、方やハキダメとは・・・、いやに差をつけたではありませんか。

2007.6.2 新潟県佐渡市
2007.6.2 新潟県佐渡市(画像にポインターをおいて下さい)
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