ヤブウツギ

スイカズラ科 タニウツギ属

別名ケウツギ
山地の日当たりのいい雑木林に生える落葉小高木で、高さは4メートルほどになる。葉は対生し、楕円形〜広い楕円形、先端は急に鋭く尖る。裏面脈上や葉柄に開出毛が多い。
花は枝先や葉腋に2〜3個ずつ付け濃紅色〜暗紅色。花冠は漏斗形で、長さ2.5〜4センチ、先は5裂する。花冠、萼の外側には開出毛が密生する。花期は5〜6月。本州山梨県以西の太平洋側、四国に分布する。

〜徒然想〜

県道脇に生えていましたので、ガードレール越しの撮影です。時折行き交う車から、いぶかしげな視線が飛んできます。
タニウツギに似ていると思いましたが、全体に毛深く、花付きがまばらで、色が暗い違いがあると感じました。

図鑑によれば、類似種がいろいろあるようです。九州のツクシヤブウツギは毛が平伏又は斜上し、花の色が黄白色〜紅色に変わります。ニシキウツギとの交雑種と思われる個体も報告されています。

−同じ科の植物−

2009.4.29 静岡県
2009.4.29 静岡県     2009.4.29 静岡県
     
2009.4.29 静岡県
2023.5.22 静岡県富士山麓 2023.5.22 静岡県富士山麓
2023.5.22 静岡県富士山麓 2023.5.22 静岡県富士山麓