ヤブミョウガ

ツユクサ科 ヤブミョウガ属

 
2006.8.27 東京都高尾山   2017.9.3 東京都高尾山


関東以西の暖かい山地の林内などに生える多年草で、高さ1メートルほどにもなる。茎の中ほどに葉を67枚集めて付ける。葉は狭長楕円形で、基部は鞘状になって茎を抱く。
茎の先に輪生状に数段、白い花を付ける。花は3枚の花弁と3枚の萼片をもつ。果実は青藍色に熟す。花期は8〜9月。関東地方以西〜九州に分布する。

〜徒然想〜

やや薄暗い沢沿いで出逢うことが多く、いつもぼやっとした写真になってしまいます。大きな葉は輪生し波をうちます。輪の中心から花茎を延ばし、先端にややクリームがかった白い花を多く咲かせます。
花だけ見れば美しく見えるかもしれませんが、背丈が1メートル近くにもなり、葉が濃い緑で大きいので、ちょっと身を引きます。

10年ほど前から、隣家から我が家の庭にミョウガが侵出し、毎年ミョウガの恩恵を受けています。ちょっとした楽しみですが、油断すると花になってしまい、食用には不適になります。
つい、連想してミョウガのことを書いてしまいましたが、ミョウガはショウガ科であり、ヤブミョウガとは科が違います。葉が似るのでこの名がつきました。

−同じ科の植物−


     
2006.8.27 東京都高尾山
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery