ツルナ

ツルナ科 ツルナ属 
  APG分類では、ハマミズナ科

 
2006.10.21 神奈川県三浦半島  
 


海岸の砂地などに生える多年草で、高さは40〜60センチ。茎は地を這い、上部は斜上する。茎や葉の表面には粒状の突起がある。葉は互生し、卵状三角形、質は柔らかくて多肉質、全縁。
花は葉腋に1〜2個付き、花弁に見えるものは萼で黄色、4〜5裂し、裂片は広卵状三角形、長さ3〜4ミリ。花柄は極短い。果実は石果で、頭状で稜角がある。花期は4〜11月。北海道西南部〜沖縄県の太平洋側に分布する。

〜徒然想〜

蔓菜という名のとおり、つる状の、いかにも食用になりそうな瑞々しい大きな葉をもっています。若い葉は、天ぷら、おひたし、あえ物などにして食べられますが、アクが強いようで、食べたことはありません。
葉の付根には、申し訳程度に小さな花をつけています。
日本全土の海岸に普通に見られる多年草なので、海岸の花散歩では随所で出逢うことになりました。

−同じ科の植物−


 
 
2006.10.21 神奈川県三浦半島(画像にポインターをおいて下さい)
 
2006.10.31 静岡県伊豆半島(画像にポインターをおいて下さい)   2006.10.31 静岡県伊豆半島
2022.5.10 神奈川県湘南海岸
葉や茎には微状の突起がある
2022.5.10 神奈川県湘南海岸
2022.5.10 神奈川県湘南海岸
葉裏はより突起が密になり白い
2022.5.10 神奈川県湘南海岸