トベラ

トベラ科 トベラ属

 
2007.3.17 沖縄県本島   2007.3.17 沖縄県本島
 
新潟県、岩手県以南の海岸に多い常緑低木で、高さ2〜3メートルになる。雌雄異株。
葉は枝の上部にやや輪生状につき、長楕円形で革質。表面は深緑色で光沢がある。葉身は全縁でしばしば裏面に巻く。
枝の先に集散花序を出し、花は芳香があり白色で、のちに淡黄色になる。花期は4〜6月。
さく果は直径1.5センチほどのやや球形で、灰褐色に熟して3片に裂開し、粘液質に包まれた赤い種子を露出する。
和名は、節分に魔除けとして枝葉を扉に挟んだことによる。

〜徒然想〜

三浦半島や伊豆の海岸でよく見られましたが、海岸の植物観察を始めたのは昨秋からに過ぎません。トベラの花期は過ぎ、すべて実になっていました。
今年は花を撮る計画でいましたが、思いがけない沖縄での出逢いになりました。
厚みのある淡い黄色の花は、柔らかそうでなかなか綺麗です。

−同じ科の植物− 

 
2007.3.17 沖縄県本島
2006.10.21 神奈川県三浦半島 2006.11.1 静岡県伊豆半島
2022.4.26 神奈川県三浦半島
雌花序
2007.4.28  静岡県伊豆半島
雄花序
2022.4.26 神奈川県三浦半島 2015.3.7 沖縄県本島