タカネシュロソウ

ユリ科 シュロソウ属 
    APG分類ではシュロソウ科
 
2008.7.12 群馬県尾瀬   2008.7.12 群馬県尾瀬


亜高山帯〜高山帯の草地などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。
シュロソウの高山型で、草丈は低く、花色も濃い。葉は根元に集まり、線状披針形。花序は円錐状で、茎には短毛がある。
花は紫褐色で、直径1〜1
.2センチ、花被片は6個で、縁は内側に曲がる。花序には短毛がある。花期は7〜8月。本州中部〜関東地方北部に分布する。別名 ムラサキタカネアオヤギソウ。

〜徒然想〜

八ヶ岳や北岳の稜線上ではよく見かけます。
基準標本の産地となっている尾瀬至仏山でも見かけます。
シュロソウに比べると、背丈が低く、その分どっしりとした感じです。花色も濃く、葯の黄色が目立ちます。
華やかな色が多い高山植物の中で異色な花色ですが、意外とこの花は目立ちます。
シュロソウとの違いが気になります。背丈だけでは中間的なものも見られ、迷います。
花序の苞の長さに違いがあるならば、タカネシュロソウも花序の苞が花序より長いようです。

−同じ科の植物−

 
2006.7.22 長野県八ヶ岳 黄色はタカネサギソウ     2004.7.10 長野県八ヶ岳
種子  2005.8.27 山梨県北岳    2007.7.28 山梨県北岳
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