ダルマギク

キク科 シオン属

2009.11.15 山口県

日本では島根県と山口県、九州の一部の海岸だけに分布する野菊で、厳しい岩場に付いていることが多い。
背丈は低く、全体に毛が多く、肉厚の葉を密に付ける。頭花は直径4センチほどと大きく、淡青紫色だが、色の濃いものや白花もある。花期は10〜11月。


〜徒然想〜

多くの花仲間に慕われていた彼女が亡くなって、早1年経ちました。好きだったダルマギクの地に花仲間が再び集い、彼女を忍びます。
「君はいつまでも」〜〜〜彼女のために写真家 I さんが作曲してくれた歌が、ダルマギクの地を流れます。君はいつまでも! ご冥福をお祈りいたします。

今年は花が早く、多くは盛りを過ぎていました。青空と青い海とはいきませんでしたが、白波が岩に弾け、すばらしいロケーションです。
ダルマギクは、ふつうは淡い青紫色で、切り立つ岩壁に咲きます。しかし、この地では、珍しく平地に咲き、白花も多くあります。
ひとしきり撮り終え、ふと周りを見渡せば、思い思いに撮影に取り組む花仲間の後ろ姿に、彼女を想う気持ちが見えたような気がしました。

(2017年)
この花は青い海が似合います。そのベストロケーションを撮りたくて北九州の海岸を訪れました。でも、その年の夏に襲った台風で、岸壁は削られ、海辺は潮がかぶり、ダルマギクやハマベノギクは酷い状況でした。復活を願いたいです。

−同じ科の植物−

2009.11.15 山口県 2009.11.15 山口県
 
岸壁は大きく削られていた
 2017.10.27 福岡県
  2017.10.27 福岡県 
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