ズソウカンアオイ

ウマノスズクサ科 カンアオイ属

低地〜山地の林下などに生える多年草で、葉は卵形〜楕円形。表面は緑色で、しばしば雲紋が入る。
花は暗褐色〜淡紫色、萼筒は丸みがある円筒形で、上端は少しくびれる。花期は10〜11月で花は春まで残る。

〜徒然想〜

林道の崖にへばりついて撮影していると、通りがかった軽トラックが止まりました。出てきたのは、やたら大きな四角い顔をもつオジさん。強面です。
“何してるんだ!”と、咎めます。
花の写真を撮っていると答えると、カンアオイを知ってか知らずか、無言で行ってしまいました。

オトメカンアオイ系で花は小さく、萼の口も小さい。萼筒の色には変化があり、この日は茶白色系と茶褐色系のものがみられました。
カンアオイのマニアにとっては、この萼筒の色や葉軸の色が魅力のようだが、私はその価値はまだ分かりません。オトメカンアオイの亜種で、花期が違い、花のすぐ下に鱗片葉でなく普通葉がある点が違いです。

−同じ科の植物−
2006.12.3 神奈川県丹沢(画像にポインターをおいて下さい)
以下は全て神奈川県丹沢
2006.12.3