ジャニンジン

アブラナ科 タネツケバナ属

山野の木陰に生える1年草又は越年草で、高さ10〜80センチ。茎は細く直立する。葉は薄く、小葉は荒く切れ込み細い。側小葉は2〜9対で、柄の基部に小さい耳部がある。
花は葉腋から総状花序を出し、緑白色の4弁花を多数付ける。果実は長角果で、茎から離れて斜上する。花期は3〜6月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

長い林道を下ってようやく国道が近くなってきました。車の音が一層大きくなり、下界に下りてきてしまった一抹の寂しさと予定を踏破した安堵が歩を緩めます。
道端には、細身の小さな花が風に揺れています。アブラナ科であることは予測できるが、葉が細く分裂し、初めて見る花と思います。
慎重に撮りますが、よく風に揺れます。この花の撮影に要した時間でバスを見送ることになりました。奥多摩駅まで1時間弱。歩きましょうか!

−同じ科の植物−
2006.5.3 東京都奥多摩御前山
   2006.5.3 東京都奥多摩御前山  
 2018.7.12 北海道    2009.4.29 静岡県
 
 2018.7.12 北海道   2018.7.12 北海道