ソナレセンブリ

リンドウ科 センブリ属

 
2006.10.31 伊豆半島   2006.10.31 伊豆半島


日当たりのいい海岸岩場、草地などに生える1年草で、高さは10センチほど。葉は対生し、ヘラ形、多肉質で表面に光沢がある。
花は枝の先か葉腋に1個付き、黄白色で、5唇裂し直径2.5センチほど。裂片には青紫の条があり、基部付近は黄色で、密腺溝が2個ある。花期は10〜11月。伊豆半島、伊豆七島に分布する。

〜徒然想〜

さすがに海辺に咲く花らしく、丸く厚みのある葉を持っています。花は地を這い、岩場の草地にへばりつくように咲いています。山に咲くセンブリとは様子がまったく違います。しかし花の様子は似ていなくもありません。
青紫の模様が明瞭で、強く印象に残ります。憧れの花に出逢い、思い浮かべたのは人との出逢いです。風光明媚な海岸を目の前にして座り込み、満足感に浸ります。花との出逢いの前に人との出逢いがあることを想う一日になりました。情報をいただいた花仲間にお礼申し上げます。
花の時期としては少し早かったようで、蕾が多かったです。その後も出かけますが、多くの花が開いた姿には縁がないようです。

−同じ科の植物−


     
   2006.10.31 伊豆半島  
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