シロバナトウウチソウ

バラ科 ワレモコウ属



高山帯の開けた草地などに生える多年草で、高さは30〜50センチ。
花穂は直立し長さ2〜5センチ。花は上から下に咲き、白色で、葯は黄白色又は紅紫色。
花期は8〜9月。本州東北地方に分布する。



〜徒然想〜

出逢いの当初はタカネトウウチソウと思いましたが、東北地方にはタカネトウウチソウは無いようなので、シロバナトウウチソウのようです。
図鑑などのタカネトウウチソウの多くは、花穂の上部が未開花の坊主頭になっています。下から花が咲き始める特徴を示すために、そのような画像を選ぶのでしょう。
この山のいずれにも坊主頭は見あたりませんでした。

ときに、シロバナの名が付くのが嘘のように雄しべの葯が赤く、きれいです。赤と白の二つの花が風でじゃれ合う姿に、つい見とれてしまいました。

2008.7.26 山形県
2008.7.26 山形県
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