シナノオトギリ

オトギリソウ科 オトギリソウ属

亜高山〜高山帯の草地に生える多年草で、高さ10〜30センチ。葉は対生し、卵状楕円形で、先は円頭、基部は茎を抱き、全縁。葉裏には多少明点があり、縁には密に黒点がある。
花は集散状に付き、鮮黄色で5弁、直径は1.5〜2.5センチ。花弁には黒線と黒点がある。雄しべは多数、柱頭は3個。花期は7〜8月。東北南部〜中部地方に分布する。

〜徒然想〜

赤い蕾と黄色い花弁のコントラスト、長くのびた雄しべが好きで、出逢うといつもカメラを向けてしまう。そして、出逢いはいつも亜高山帯の明るい草原〜一層気持ちを明るくしてくれる。

オトギリソウの仲間は、葉、萼片、花弁に腺体を有し、この腺体の色素が赤いと黒く見えるので黒点として現れ、色素が無いと明点として現れる。
シナノオトギリは葉の縁に黒点が並ぶの特徴で、葉の裏からみるとなおこれがよく分かります。葉面に明点があるのも特徴のようですが、よくみえません。

−同じ科の植物−
2006.8.11 山梨県北岳
   2005.8.27 山梨県北岳  
 
2006.7.30 長野県八ヶ岳 2007.8.12 長野県八ヶ岳
 
 2005.8.27 山梨県北岳   2006.7.30 長野県八ヶ岳 
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