亜高山帯の林下などに生える多年草で、高さは25〜35センチ。茎は根際で分枝して直立する。葉は対生し、柄があり卵状長楕円形で羽状に全裂し、裂片はさらに中ほどまで裂ける。
花は上部の葉腋ごとに1花付き、花冠の筒部は淡緑色で先端は白色、上唇はクチバシ状に尖る。下唇は広がって浅く3裂し、中央の裂片は小さい。花期は8〜9月。本州中部地方に分布する。
〜徒然想〜
葉の様子からセリバシオガマであろうと思いながら写真を撮りました。しかし、花は皆まばらで、きれいな被写体がなかなか見当たりません。
もう少し、もう少し進めばきれいな被写体が、と期待しながら歩を進めるうちに、花は消えてしまいました。
約1ヵ月後再訪すると、まだ花は残っていました。やはり、きれいな咲き方をしているものはみつかりませんでした。
この花はまばらに咲き、咲く方向もばらばらで、どちらが上でどちらが下か、分かりません。クチバシ状に尖るのが上唇で、それと分かる写真を調整して掲載しました。
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