センジョウアザミ

キク科アザミ属

2006.8.11 山梨県北岳 2005.8.27 山梨県北岳

亜高山〜高山帯に生える多年草で、高さは60〜100センチ。根生葉は花期には枯れる。茎葉は狭楕円状披針形で、縁は羽状に浅〜中裂し、裂片の先は棘になり、基部は茎を抱く。
頭花は下向きに1又は数個付ける。総苞は鐘形で、直径9〜14ミリで粘る。総苞片は6〜7列で、開出、半曲する。花期は8〜9月。南アルプスに分布する。

〜徒然想〜

アザミの仲間の見分けは難しいですが、この花は割と容易です。花がちょっと枯れたような色合いで紫白色、箒のように花をのばす特徴的な姿をしています。葉も比較的特徴的です。もっと簡単には、「南アルプス(北岳)に見られるアザミはほとんど本種」という図鑑の記載があります〜なんとも心強いです。
背丈は100センチまでとなっていますが、もっと高いものもあったように思えます。
日本固有で、基準標本は仙丈ヶ岳ということで、名に納得します。

−同じ科の植物−

2006.8.11 山梨県北岳
2008.9.13 山梨県北岳 2006.8.11 山梨県北岳
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