林中のやや湿気の多いところに生える多年草で、高さ10〜40センチ。葉は対生し、卵形又は長楕円状披針形。茎の先に巻散状の集散花序をつくり、短い花柄の先に3〜数十個付ける。花冠は白色〜淡紅色で、ロート状、長さ1.5センチほど、先は5裂する。関東南部以西〜沖縄に分布する。
〜徒然想〜
緑の森の中で、自ら光を発するように白く輝いていました。そのせいか、撮った写真のほとんどが白飛びし、満足なものはありませんでした。遠い沖縄の地でせっかく出逢ったのに非常に残念な想いをしています。
今回の沖縄遠征は新たな花との出逢いばかりでなく、地元の方の温かい心にふれる旅になりました。再び訪れる予感がします。群生することもあるようなので、再訪時にはそんな姿にも出逢いたいです。
見事な株に出逢いました。径は40センチほど。やんばるの道の真ん中に、こんもりと生えています。皆で周りを囲み、見とれます。
ぽつりぽつりと見えていたサツマイナモリが、九州の観察地を移動するにつれて次第にその数を増してきます。そして、遂には、ものすごい群生です。さすが本場です。
中にはピンク色を帯びたものも見られ、珍しいのかと思いましたら、図鑑には花色は白色〜淡紅色とあります。
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