ミヤマゼンコ

セリ科 エゾノシシウド属

高山帯の礫地、草地などに生える多年草で、高さは20〜60センチ。葉は2〜5回3出羽状複葉、小葉は長卵形〜卵形で縁には鋸歯があり、葉柄の基部は袋状に膨らみ、時に赤味を帯びる。
花は枝先の複散形花序に白色で小さい花を多数付ける。総苞片はなく、小総苞片は線形〜披針状長楕円形。果実は楕円形で無毛。花期は7〜8月。本州中部地方に分布する。

〜徒然想〜

八ヶ岳の権現岳をバックにするミヤマゼンコをみて、撮影した時の様子を想い返します。
よく晴れた日で、赤岳を目指していました。背には阿弥陀岳がそそり立ち、左右には権現岳と横岳・硫黄岳が遠くにひかえ空は青いです。そして、目の前にはあの赤岳が大きく覆いかぶさっていました。
あまりにも雄大な景色に、前後して登ってきたご夫婦と、共に足を止め小休止します。この感動を分かち合い、白馬岳のことなどを話し合いました。その時の風景を少しお裾分けしましょう(こちら)。

さあ、これから赤岳を直登します。

−同じ科の植物−

2006.9.2 長野県八ヶ岳
 2008.9.13 山梨県北岳    2004.7.10 長野県八ヶ岳
  2005.8.8 長野県八ヶ岳   
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