ミヤマフユイチゴ

バラ科 キイチゴ属

山地に生えるつる性の常緑小低木で、枝には細かいトゲがある。葉は互生し、卵形又は広卵形で、浅く3〜5裂し、先端は尖る。縁には歯牙状の細かい鋸歯があり、鋸歯の先端は芒になる。
花は白色で、枝先や葉腋に数個付き、花弁は萼片より短い特徴がある。花期は8〜10月。実は赤く熟す。関東地方以西、四国、九州に分布する。

〜徒然想〜

花よりも実に気付く機会が多いかもしれません。
花は白くても地味で、花の多い時期には他の花に目が行きがちです。
実の時期は、他の花が消えた草陰で赤い実がよく目立ちます。
つややかできれいな赤、甘酸っぱくて美味しいそうですが、小さすぎて食べる気にはなれません。
フユイチゴと比べると、葉先がやや尖る違いがあります。

−同じ科の植物−
2006.8.27 東京都高尾山
2006.8.27 東京都高尾山
2007.11.25 東京都高尾山 2007.11.25 東京都高尾山