ミヤマフタバラン

ラン科 フタバラン属

2007.8.15 山梨県富士山  緑系 2007.8.15 山梨県富士山  黄系

亜高山帯の針葉樹林下に生える多年草で、高さ10〜25センチ。葉は濃緑色で光沢があり、広心形、先は短く尖る。
花はふつう緑褐色で、茎頂に3〜10花をまばらに付ける。花期は7〜8月。
萼片は基部から著しく反曲し披針形。側花弁は萼片と同長で、狭長楕円形。唇弁は6ミリ、くさび状広倒卵形、基部に耳状裂片があり、先端は2深裂し、裂片は楕円形、円頭。
北海道、本州中北部、四国と九州の一部に分布する。


〜徒然想〜

八ヶ岳で撮ったタカネフタバランとの違いが分からなくて、富士を訪ねました。
百聞は一見にしかず、違いはすぐに分かりました。唇弁の形が明らかに違います。唇弁が幅広く、唇弁のつけ根に耳がついていました。図鑑には花色は緑褐色とありましたが、緑系、茶系、黄系と、いろいろありました。

うれしかったのは、この花を沖縄の「うちなー通信」の掲示板で紹介したとき、5月のすみれ観察旅行で知り合った「金剛山の自然」masutaniさんからアオフタバランで返信をいただいたこと〜出会いの喜びを感じました。また、お会いしましょう。

−同じ科の植物−

2007.8.15 山梨県富士山  茶系 2007.8.15 山梨県富士山
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