ミツバツツジ
トウゴクミツバツツジ
ユキグニミツバツツジ


ツツジ科 ツツジ属



ミツバツツジの仲間は区別が難しいもののひとつです。花や葉をちょっと見ただけでは見分けがつきません。
指標となるのは、生育地、雄しべの数、花柱や葉等の毛の有無などで、これを指標に撮り貯めたミツバツツジの仲間を仕分けてみました。
知識がないままに撮り続けていたので、特徴を捉えていないものが多く、辛いものがありました。
今後の教訓です。

−同じ科の植物−


ミツバツツジ


仲間の中では比較的容易で、雄しべが5本です(他は10本)。
高尾山や奥多摩など、関東地方の山地でよく撮影していました。
分布は、関東地方〜近畿地方東部の太平洋側です。


2007.4.1 東京都高尾山
2013.4.20 岐阜県
雄しべは5本
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery



トウゴクミツバツツジ


雄しべが10本で、葉柄に淡褐色の毛が密生し、山梨県で撮ったものがこれにあたると判断しました。
撮影場所が比較的標高があり、撮影日が6月と、遅い時期であったことことが同定の指標になりました。


2008.6.7 山梨県
2019.5.18 栃木県
雄しべは10本 花柱と花柄は有毛
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery



ユキグニミツバツツジ

葉裏の主脈の基部に毛があり、葉柄に毛が無いのが特徴です。
撮影場所が新潟県であること、蕾〜咲き始めの花が少し色が濃いことからこの種と同定しました。


2008.4.20 新潟県
2008.4.20 新潟県
雄しべは10本 花柱は無毛 上弁の斑は見られなかった
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery