クロトウヒレン

キク科 トウヒレン属

 
2008.8.11 長野県白馬岳   2008.8.11 長野県白馬岳

高山帯の開けた草地や礫地に生える多年草で、高さは30〜50センチ。下部の葉は三角状卵形〜長楕円形で長い柄があり、柄には翼があり、茎に流れて茎の翼となる。
頭花は茎頂に2〜3個付き、紅紫色で直径1.5センチほど、ほとんど柄が無い。総苞は鐘形で暗紫色、総苞外片はやや反り返る。花期は7〜9月。福島県〜中部地方に分布する。

〜徒然想〜

クロトウヒレンの蕾と思いながらも真っ黒な蕾が面白く、興味深く撮っていましたが、しばらくすると開花と同居が現れ、確認できました。
花はトウヒレン特有の紅紫色が綺麗です。

黒と紫色の配色は人のファッションでも使われ、妖しげな雰囲気をもたらします。
花に寄る虫たちにはどう見えるのでしょうか。ちょっと虫たち〜蝶の気分でクロトウヒレンを眺めます。

7月では全てが蕾でした。茎や葉柄の翼を中心に撮影しました。

−同じ科の植物−

2008.8.11 長野県白馬岳 2008.8.11 長野県白馬岳
 
 2011.7.18 長野県白馬岳    2011.7.18 長野県白馬岳
 総苞片は開出し、上部のでも葉から流れて茎の翼となることが分かりました  
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