クロガヤ |
カヤツリグサ科 クロガヤ属 |
日当たりがよくやせた土地などに生える多年草で、高さは60〜90。根出葉は数多く株立ちし、線形、質は極めて硬く、辺縁には鋭い鋸歯があり、ざらつく。花は長さ20センチほどの円筒状の円錐花序となり、長さ1.5〜3センチの多数の分花序があり、多数の小穂を密に付ける。小穂は10個程度の鱗片が重なり黒褐色に見える。果実(痩果)は倒卵形で3稜があり、初め白色であるが後に黒熟し、光沢がある。柱頭は3岐。果期は9〜3月? 奄美大島以南〜沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 やんばるの森の入り口を少し入った暗がりで、道を塞ぐように生えていた。背丈は胸のあたり。こげ茶色の大きな穂が南国を思わせる雰囲気がある。 図鑑をみれば、ススキの仲間の多分にもれず、陽当たりのいい草原に生える写真がある。なぜあの株だけが林の中に生えていたのか、思い返すと気になりだした。 当初ヒトモトススキとしていましたが、クロガヤでした。 長期間誤記のままで、申し訳ない想いです。2016年記 −同じ科の植物− |
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2007.3.17 沖縄県本島 |
2007.3.17 沖縄県本島 |