コイチヨウラン

ラン科


2006年の梅雨は雨が多く、各地で痛ましい被害が出ている。
この日は雨があがったが、数日来降り続いた雨で道がだいぶ痛んでいる。雨を恨みながら歩を進めるが、幸運の女神は、私に喜びを与えてくれた。
1メートル四方ほどの柔らかいコケの上に、この植物が群生していた。その数100株以上。
小躍りしてリュックを放りだし、撮影体勢に入る。初めてみる花に興奮状態、デジカメの特典、何度もシャッターを押す。
ところが、ところが、・・・・・・家に帰って大ショック〜そのことごとくがピンボケ。暗かったとはいえ、自分の迂闊さを恥じた。
悔しい思いをのせて、翌週同じ場所に向かう。まだ女神は微笑んでいてくれました。

亜高山帯の針葉樹林内に生える多年草で、高さ10〜20センチ。黄緑色の小さな花を数個つける。見た花は直径5〜8ミリほどでした。唇弁の紅紫色斑紋が目立つ。葉は1枚で広卵形、長さ2、3センチ、長い柄がある。

2006.7.31 長野県八ヶ岳
2006.7.31 長野県八ヶ岳
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