コバンノキ |
トウダイグサ科 コミカンソウ属 |
2008.5.11 島根県 |
川岸や崖地に生える落葉低木で、高さは2〜3メートルになる。葉は互生するが、小枝の左右に2裂に並ぶので羽状複葉にみえる。葉身は卵形又は楕円形で全縁、無毛。 雌雄同株で、葉腋に小さな花を数個ずつ束生する。雄花の萼片は暗紫色で平開し、雌花の萼片は淡緑色で平開しない。花期は4〜5月。岐阜・福井県以西、四国、九州、沖縄県に分布する。 〜徒然想〜 “コバンノキというのだそうです。” 案内人の指の先には、びっしりと赤い花を付けた小枝がありました。色といい、花の付き方といい、名前といい、初めて見る木の花を興味深く眺めました。 さて、この原稿を書いたのは1月の終わりです。案内人からの情報によれば、今年は雪が多く、この道は雪のため通行止めになっているそうです。コバンノキも雪に埋もれているのでしょうか。 それでも着実に芽をふくらませ、春を待っているに違いありません。 葉の形が小判に似ているからこの名がついたといわれています。 −同じ科の植物− |
2008.5.11 島根県 | 2008.5.11 島根県(画像にポインターをおいて下さい) |