キタミソウ |
ゴマノハグサ科 キタミソウ属 |
実のような閉鎖花と開放花 2006.11.26 埼玉県(画像にポインターをおいて下さい) |
水辺の泥地などに生える多年草で、高さは2〜5センチ。葉は互生、根元にまとまって付く。葉身はへら形で、狭長楕円形〜狭倒卵形、先は鈍頭。 花は根元の葉腋から15ミリほどの花茎を伸ばし、花冠は白色、鐘形で筒部は細く、先は5裂け、直径2〜3ミリ。花期は6〜11月。 〜徒然想〜 11月も末、めっきり寒くなってきましたが、今日は幸い小春日です。風もなく、薄日射す穏やかな日になりました。キタミソウの生息地にはホトケノザや、はてはツクシまでみられ、まるで早春を想わせます。 それにしても肝心のキタミソウが見つからない・・・・・・。 “えー、これじゃないかー”思わず声が出ました。 直径7、8センチほどで放射状に広がった線形の葉の根元に、“極小”の花が隠れて見えました。想定外の小ささです。 見つけた喜びのときでもあり、あまりの小ささに驚きのときでもありました。 キタミソウは、群馬県在住の上州花狂いさんが、群馬県では初めてその生息を確認した植物です。『邑楽郡にキタミソウ 絶滅寸前「極めて貴重」』として、新聞報道されました。 「上州花狂いの植物散歩」でこの花を知り、出逢いを楽しみにしていました。 |
2009.11.29 埼玉県 | 2009.11.29 埼玉県 |
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