キタダケソウ

キンポウゲ科 キタダケソウ属

山梨県北岳に特産する。礫まじりの草地に生える多年草で、高さは10センチほど。葉は白っぽくて厚みがある。根生葉は2〜3回3出複葉で、長い柄がある。
花は1個付き、白色で直径2.5センチほど。花弁は不揃いで6〜8枚。花期は6月中旬〜7月上旬。

〜徒然想〜

(その1)
キタダケソウは、思いの外小さな花でした。そして、思いの外多くの花が見られました。ハクサンイチゲと混じり、斜面を埋めています。
この時期だけしか見られない花を求めて、多くの方が長い斜面を登ります。これが、なかなか苦しい。それだけに、出逢いの感動はひとしおで、観察地では歓声と見知らぬ人同士の花談義が広がります。

梅雨の晴れ間で、きれいなキタダケソウに出逢えたラッキーがありました。
前日、じっくり楽しんだ翌日も快晴です。雪の間ノ岳が青い空に映えています。予定を変更して、再びキタダケソウと向かい合うことにしました。

−同じ科の植物−
2009.6.27 山梨県北岳(画像にポインターをおいて下さい)


(その2)
同じ考えの方がいました。間ノ岳を背景に、腹這いになって撮影に取り組んでいます。私と同じく前日も撮り、間ノ岳が一層きれいだったので、再び撮影することにしたそうです。
よほどお気に入りのアングルだったのでしょう。同じ被写体に30分ほど取り組んでいました。

同好の方とは、すぐに仲良くなれます。帰り道は花談義です。仕事をやめて、7月は1ヶ月ほど北海道を車で巡り、大雪などを登るそうです。ここ10年ほどは花観察の計画が埋まっているとのことで、驚きです。
名古屋の方で、ネットの開設をお願いしておきました。

2009.6.27 山梨県北岳 2009.6.27 山梨県北岳
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