ヒメハギ

ヒメハギ科 ヒメハギ属

 
2007.3.17 沖縄県本島   2007.4.28 静岡県伊豆下田市

日当たりの良いやや乾いた所に生える多年草で、茎は分枝して地を這い、上部は斜上して高さ10〜30センチになる。葉は互生し、卵形〜披針形で、先は鈍形、ほとんど無毛。
花序は、葉腋にまばらな総状花序につく。花冠は基部が合着し筒状となり、花弁は3枚で帯紫色、下部の1枚には房状の付属体がある。花弁に見える萼片を広げる。花期は4〜7月。日本全土に分布する。

〜徒然想〜

青く広がる伊豆の海が見え隠れする林道脇に咲いていました。芝のような低い草の合間に、小さいながら濃い紫色がよく目立ちます。
初めてみたのは沖縄で、紫色の花弁の間から穂のように葯を突き出す姿が可愛らしく、アップの準備をしていました。
そんなとき、身近な伊豆の地で出逢うことができ、“おー、ここにもいたか!”と、親しみを込めた撮影になりました。

後に知りましたが、葯と思ったのは房状の付属体で、雄しべ、雌しべは見えません。

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2007.4.28 静岡県伊豆下田市
     
   2007.3.17 沖縄県本島  
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