ハナイカダ

ミズキ科 ハナイカダ属 
  注.APG分類ではハナイカダ科

 
2006.7.15 長野県八ヶ岳   2011.6.22 山梨県

山地の林縁などに生える落葉低木で、高さは1〜3メートル。幹は上部で多数枝分れする。葉は互生し、楕円形〜倒卵形、先は鋭尖頭で、基部は広いくさび形、縁には浅い鋸歯があり鋸歯の先は芒状になる。側脈は4〜6対で裏面に隆起する。
花は雌雄別株で、葉表面の中脈上に付き、淡緑色で雄花は数個ずつ、雌花は普通1個(時に2〜3個)付く。花は直径4ミリほど。果実(液果)は扁球形で、直径7〜11ミリ、紫黒色に熟す。花期は4〜6月。北海道南部〜九州に分布する。

〜徒然想〜


花は特段美しいとは思えないが、ともかく葉の上にちょこんと乗る姿が面白いです。名がハナイカダ、的を得た名前です。
別名にママッコ(飯っ子)、ヨメノナミダという名があるようですが、これも面白いです。

前記は当HPの開設当時の稚拙な文章で、気恥ずかしいです。とはいえ、文才がない身としてはなかなかいい文章に直すこともできません。
山道を歩いているとよく見かけます。面白い花の付き方をすると感動したのは、遙か昔のことのように思えます。2020年、すっかり撮ることもなくなっていた花ですが、ふいとカメラを向けてみました。

−同じ科の植物−

 
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 2020.6.3 東京都高尾山    2020.6.3 東京都高尾山