エゾノツガザクラ

ツツジ科 ツガザクラ属

高山帯の雪田縁、草地、礫地に生える常緑の小低木で、高さ10〜30センチ。葉は密に互生し、線形で、縁に細かい鋸歯がある。
花冠は長めの壺型で、腺毛がある。

〜徒然想〜

北海道の代表的な花で、山を背景に大群生する姿が図鑑などに載っている。憧れた風景ですが、なかなか思いどおりにはいきません。しかし、群生地は多く、各所で飽きるほどすばらしい姿を見ることができました。

エゾノツガザクラは本来細長い壺形をしているが、アオノツガザクラとの間に自然雑種を作り易いとか。
確かに、濃淡や形に違いがみられます。色は、濃い赤紫色から淡いピンク、はてはほとんど白色のもの、形は、細長い壺形やほぼ円形の壺形です。
花冠が膨らんだ壺形で腺毛がまばらなものはコエゾツガザクラと呼ばれています。

不思議なことがひとつ。アオノツガザクラは、まったく見られませんでした。

−同じ科の植物−

2007.7.11 北海道大雪
2007.7.9 北海道大雪
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