エゾノタチツボスミレ

スミレ科 ミヤマスミレ類

 
2007.5.19 長野県   2007.5.26 長野県


山地の林縁、草地などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。葉は卵形〜心形で、上部のものほど大きく、基部は浅い心形。
花は淡紫色〜白色で、直径1.2〜2センチ、側弁は有毛、距は白色で短く、先端には凹みがある。花期は4月下旬〜6月。岡山県以北〜北海道に分布する。

〜徒然想〜

他の草に埋もれるように咲くスミレに出逢いました。エゾノタチツボスミレと教えられ、初めて出逢うスミレなので、夢中でシャッターを押しました。
茎は直立し、葉は心形、卵形、三角状卵形と、変化があります。葉脈がくぼみ気味なのと、鋭く切れ込む托葉が特徴です。
出逢った株は高さが20センチほどでしたが、40センチほどにもなるようで、背が高いのも特徴でしょう。
その割には、花は小さく、正面から見ると2センチほど。側弁に毛があり、花柱の先端にも突起毛があります。唇弁には紫条がありますが、条の無いものもありました。


エゾノタチツボスミレの白花品とは異なるシロバナエゾノタチツボスミレという品種があるようで、紛らわしいです。

−同じ科の植物−

拓葉2006.6.3 長野県 2007.5.26 長野県
 
 2007.5.26 長野県    2007.5.26 長野県
紫条が無い個体  
 
距の先は凹む 2009.6.13 滋賀県伊吹山   2009.6.13 滋賀県伊吹山  
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