エンレイソウ

ユリ科 エンレイソウ属
   APG分類ではシュロソウ科
山地の湿った林床などに生える多年草で、高さは20〜40センチ。葉は茎頂に3個輪生し、菱形状円形。網状脈が目立つ。
花は1個頂生し、外花被片は3個あり、緑色から紫色といろいろなタイプがある。内花被片はない。
花期は4〜6月。北海道〜九州に分布する。

〜徒然想〜

深山に入ると、エンレイソウを見る機会は多いと思います。大きな葉とは不釣り合いな花が物珍しくて、よく撮りました。
また、この花をみると、何か幽玄の地に踏み入ったような感覚を覚えたものです。どちらかと言えば暗い、湿った場所で見ることが多いからかもしれません。

今では、撮影することは少なくなりましたが、出逢うときの感覚は今も変わりがありません。
白い花を持つシロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)が知られています。

果実は球形で緑色。黒色のものがあり、クロミノエンレイソウといいます。

−同じ科の植物−
2005.6.25 長野県常念岳
 2012.6.11 長野県    2008.5.25 アポイ岳
     
2018.7.12 北海道
   もっとこの花を見る → Ptoto Gallery