エンビセンノウ

ナデシコ科 センノウ属

山地の湿地などに生える多年草で、高さは40〜80センチ。茎は直立する。葉は対生し、長卵形〜披針形、基部は茎を抱く。
花は茎頂に数個まとまって付き、花弁は5個、直径5センチほどで平開し、紅橙色で先は深く切れ込む。花期は7〜9月。北海道日高地方、長野県、埼玉県に分布する。

〜徒然想〜

ようやく、ようやく自生の花に逢うことができました。
10日ほど前に訪れた産地ではみつからなかっただけに、喜びもひとしおです。

笹深い山林を分け入ると、次第に湿地の風情になってきます。そこには色鮮やかな花が潜んでいました。
開花は1花のみでしたが、かつてはもっと見られたのでしょう。きれいな花だけに採られることが多く、どの産地でも極端に少なくなっています。
幸い、まだ花に至らない幼苗がいくつか見られたので、いつかは一面に赤い花が広がることを夢見たいと想います。

別の産地では、大きな群落がみられました。

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2017.9.9 長野県
 2017.9.9 長野県    2017.9.9 長野県
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