中国原産の帰化植物。海岸、民家近くの林などに生えるつる性の多年草で、長さ１〜２メートル。茎の基部は木質化し、よく分枝する。葉は卵形〜広卵形で、鋭頭、基部は心形、葉柄がある。
花は側枝状に総状花序となり、多数の雄花と雌花が付く。花被片は白色で、５裂し、直径２ミリほど。花後外側の花被片が翼状となり、そう果を包む。別名カシュウ。花期は８〜１０月。

〜徒然想〜

丘陵地で、ややクリーム色を帯びた白い花が、木からぶら下がっていました。見上げると、上の方からつるが伸び、木を覆うほどになっています。
調べると、ツルドクダミで良さそうです。生態系に被害を及ぼすおそれのある外来種リストに収載されるほどの帰化植物でした。と思うと、本種に覆われていた木が、気の毒になってきました。
ドクダミを掲載するにあたり、本種を思い出し同日に収載しましたが、その有用性は格段の差があります。

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