タイヌビエ

イネ科 イヌヒエ属

 
2020.9.1 東京都調布市   2020.9.1 東京都調布市


水田、あぜ、その周辺などに生える1年草で、高さは80〜120センチ。稈は直立し、緑色〜黄緑色。葉は線形、やや縁が厚く、脈は著しく肥厚して白条となる。葉舌はなく、葉鞘は平滑、無毛。
花序は淡緑色で、長さは10〜15センチ、多数の小穂を密に付ける。花期は8〜10月。日本全土に分布する。

〜徒然想〜

ヒエの仲間は、雑草としてよく見かけるものの区別が難しいです。調べると、さらに難しいことが分かりました。
図鑑「帰化&外来植物」によれば、ヒエは、花穂が密集して他の仲間とは一線を画するようです。他の仲間は花穂がばらけます。小穂は、護
穎側が膨らむものと膨らまないものとがあり、前者にはタイヌビエなどがあり、後者にはイヌビエなどがあります。
これらを参考に撮影した画像を同定してみると、タイヌビエが妥当と思えるようになってきました。
小穂がコロコロと丸い感じであること、小穂の芒は長くあるものと、あっても短いものがあること、葉の縁が白いように思えたことなども判断の材料にしました。あまり自信がありませんが・・・。

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