ダイセンキスミレ |
スミレ科 キスミレ類 |
山地の草地や崩壊地などに生える多年草で、高さは5〜10センチ。オオバキスミレの亜種。全体に小型で、茎は紅紫色を帯びて短毛が多く、葉は光沢を帯び、葉脈はへこむ。葉は無毛。 花は直径1〜1.5センチで小型。濃紫色の条がある。側弁は有毛。花期は4〜6月。本州中国地方に分布する。 〜徒然想〜 中国地方を代表するキスミレなどに逢いたくて花旅を計画しました。 第一印象は小さいということでした。背丈は10センチにも満たず。花が地に着くように咲いているものが多いです。 明るい草地、乾燥地などに生えることが多く、どちらかというと湿った地に生える母種のオオバキスミレとの違いを感じました。 同じ亜種のナエバキスミレとは、葉がほとんど無毛であることなどが違いです。ナエバキスミレは寒地の湿った地に生えるので毛があり、ダイセンキスミレは明るい乾燥地に生えるので毛がないのかなと思ったりもします。 気付きがありました。花旅の途中で滋賀県の山でオオバキスミレを見たのですが、ここのものはダイセンキスミレを思わせるような小型で、乾燥した地に生えていました。中間的なタイプのように思えました。 もう一つ気付きが・・・。唇弁に濃紫色の条がないものがみつかりました。茎や花茎は緑色でした。 −同じ科の植物− |
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2019.5.2 広島県 |
紫条のないタイプ 2019.5.2 広島県 | 2019.5.2 広島県 |
2019.5.2 広島県 | 2019.5.2 広島県 |
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