チガヤ

イネ科 チガヤ属

 
 2007.6.2 新潟県佐渡


日本全土の草原、田の畔、河川の土手、海岸草地などに生える多年草で、高さは30~60センチ。根茎は広く横に伸び、群生する。葉は少なく、線形。稈の節や葉鞘にはふつう毛があり、基部の鞘は繊維状になる。葉舌は長さ0.2~3.5ミリ。
花穂は葉に先立って出て、花穂は湾曲し尾状、長さ10〜20センチ。小穂は披針形、長さ46ミリ、基盤に長さ8〜10ミリの絹光沢のある白い毛が密生し、第1〜第2包穎は披針形。第1小花は不完全。花()期は4~8月。

~徒然想~

草原や土手などで当たり前に群生して見られるので、一つの植物体として見ることはありませんでした。白い綿毛の群生や花穂部分だけの画像が残っています。
イネ科ですから、葉、葉鞘、葉舌、小穂など、一つの植物体としての撮影が必要です。現在3月半ばです。もうすぐこの花も出始めてきますから、改めて画像を追加することにします。
茎の節に毛があるものをチガヤ(ケチガヤ、フシゲチガヤ)、毛がないものをケナシチガヤと分類されますが、現在では両者を広義で扱っているようです。

-同じ科の植物-


2016.4.23 栃木県 2016.4.23 栃木県
 
 2016.4.23 栃木県   2016.4.23 栃木県  
 
 2022.4.19 東京都調布市   2019.5.7 東京都府中