チドリノキ

カエデ科 カエデ属 
   
APG分類では、ムクロジ科
 
2019.5.2 広島県   2019.5.2 広島県


山地の沢沿いなどに生える落葉小高木で、高さは8~10メートル。葉は対生し、卵状長楕円形で、先は尾状に鋭く尖り、縁には鋭い重鋸歯がある。平行する1825対の脈がある。
雌雄異株。雄花序、雌花序とも長さ58センチの総状花序に淡黄色の花が515個付く。花は直径1センチほど、花弁4個、萼片4個、軟毛がある。翼果は翼でほぼ直角に開き、分果は長さ2.53センチで、無毛。花期は5月。果実は810月に熟す。岩手県以南、四国、九州に分布する。

~徒然想~

カエデの仲間では珍しく葉に切れ込みがありません。鋭い鋸歯と葉脈が目立ちます。葉は薄い感じです。
葉の間から7、8センチほどで緑色の花がぶら下がっています。一つ一つの花は1センチにも満たない小さな花です。
手に添えて花を撮ってみました。こちらも質は薄く、縁に毛が多く生えています。
確かに、わずかな風でも揺れて、千鳥が舞うように見えるかもしれません。観光地の遊歩道沿いに垂れていましたが、誰も気にとめません。

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